座禅草
僧侶が坐禅して修行している姿に見える事から命名された「座禅草(ザゼンソウ)」。
山間地の湿地に自生するお花で、諏訪市「ザゼンソウの里公園」、飯田市「嵯峨坂ざぜん草自生地」、阿智村「平座禅草公園」などが人気スポットです。
大きく包み込む様な形をしている部分は苞「ほう」という部分で、他の植物はこの様に大きくならないそうでサトイモ科の植物の特徴でこの様に大きくなるそうで「仏炎苞(ぶつえんほう)」というそうです。
座っている様に見える淡い黄色の部分は、花がまとまった「穂状花序(すいじょうかじょ)」と呼ばれる形、主軸が膨らんだものが「肉穂花序(にくすいかじょ)」と呼ばれるもので、ブツブツしている一つ一つがお花だそうです。
座禅草は、とても珍しいお花で肉穂花序(にくすいかじょ)とが「発熱する」そうです。
しかも、雄蕊と雌蕊が時間差に発熱し約20℃ほどにもなるそうです。
座禅草は、雌雄異熟の両性花で雌蕊が成熟する雌性期に発熱し、外気温に関わらず肉穂花序にセンサーがあり±0.9℃の精度で20℃前後に発熱すると言われるので驚きです。
開花時期 6〜10月
花の色 白 紅色など
分類 アカバナ科ヤマモモソウ属