生島足島神社

生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)は、朱色と白色の社がとても美しい、日本最古の形式「出雲式園池」の面影を残す神社です。

神社本庁が包括している別表神社で、とても由緒があり歴代の武将や天皇が訪れたり寄進するなどされた歴史があるそうです。
開かれたのはとても古いようで、ネットなどで調べてもわからなかったのですが、806年(大同元年)に「平城天皇」から民戸の寄進があり、醍醐天皇の時代(901年~922年)には、名神大社に列せられていたとありますので、いかに歴史ある神社かがうかがえます。

現在の建物は、昭和15年に建てられたもので長野県の指定文化財にもなっているそうです。

夏至と冬至は特別な日

レイラインをご存知でしょうか。
地図で見ると、一直線に並ぶ様に建造された建物の事で、生島足島神社も「信濃国分寺」「生島足島神社」「別所温泉」と並ぶように建てられ「日本遺産」にも登録されてます。
夏至の日の出と冬至の日没の時間に、この3箇所が太陽の光で結ばれ、生島足島神社の東西の鳥居の中にご来光と夕陽が収まって見えるようになるのです。

この特別な日には、多くのカメラマンが訪れて撮影をしてますので写真を見たことがある人も多いと思います。

生島足島神社のご神体は大地で、本殿奥の内殿には床板がなく大地とつながっていて、そこを通るように太陽が通って3つのパワースポットを結ぶ、何とも神秘的で特別な日なのです。

日本でも珍しい神社

生島足島神社には、2つの神様が祀られています。
万物を生成する神様「生島大神」と、生きるもの全てに満足を与える「足島大神」です。

生島神は、様々なものを生成し国土を安泰を祈った神様、並んで足島神は国土と生命の営みを守り満たす神様だそうです。

この2体を祀った神社は日本に数社しか無く、東日本では皇居内宮中三殿とここのみで、西日本でも僅かしかなく、この2つの神様のおかげで、生島足島神社は「縁結び」「子宝」「繁栄」「延命」「長寿」など、いろいろなご利益があるそうです。

境内には、樹齢800年以上と言われている巨大な夫婦欅(めおとけやき)があり、ご夫婦・カップルでお参りをすると、末永く円満で長生きができるご神木があります。

地元の武将「真田昌幸」や「武田信玄」も崇拝されてたようで、昔らとても敬われていたようです。

まとめ

生島足島神社は日本中でもとても珍しい神社で、さらに美しく特別な神社でした。

また、祀られている神様「生島大神」と「足島大神」は、「イザナギの神」と「イザナミの神」の天沼矛(あめのぬぼこ)から作られた八つの島(大八島)に宿した神様で、建御名方富命(たけみなかたのみこと)が諏訪に向かうこの場所が気になり、途中二柱の大神に奉仕したのが始まりと言うような記事もあったほどで、とても歴史がある神社のようです。

ご利益あるパワースポットなので、塩田平周辺に来た際にはぜひ訪れてみてください。

> 生島足島神社の公式サイト

ぽこりん

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20代の頃から長野県が大好きで、拠点も移して生活してます。 もっと多くの人に、長野県の魅力や素晴らしさを知ってもらいたく、また自分の思い出などの整理もかねてこのブログとnoteを始めました。 若い頃には、アウトドアを中心に楽しんでましたが、歳を重ねるにつれ草花や星空の美しさを楽しんだり、歴史や文化に触れる楽しみも少し増えてきました。 備忘録も兼ねて、街中や里山で見かけた草花の事を書いたり、大好きな長野、上田・別所、佐久などの観光地を中心に、長野県内の観光地や地元の人しか知らないような観光スポットやお店、長野県の不思議な風習や文化などを書いていく予定です。 観光マップなどには載っていない観光地や楽しみ方、その歴史背景なども紹介して行きます。 かなり、個人の趣味や嗜好に偏ったブログになるかと思いますが、旅行の参考になれば嬉しいです。

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